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              「雙飛剣」とは、ブシ(鳥兜の煎汁)を仕込んだ騎馬戦
          
仕様の特殊武器の呼称です。
   
        敵の勇士を討ち取ることは、 百人或いは千人の味方の
   
        損耗を救うことに値するのだ 。戦場往来で名を馳せた者
   
        の中には、 生涯を通して討ち取った敵の数五百人以上
   
        という例は、さほど珍しいことではないのである。
   
        平野甚右衛門という人物は出世欲などまるで持ち合わ
             せて無いかのような生き方をした。手柄首など一切見向
             きもせず、討ち取った相手はそのまま捨て置き更なる強
             敵を求め続けたという。