形正シカラザレバ剣マタ正シカラズ、弓矢の軌道で手裏剣を発射する為の形造り。
小川氏への課題、平野傳横手斬り
●横手斬りとは、相手の右脇腹(肋骨の真下)を狙い、片手斬りにて横一文字に斬り付ける太刀使いの事。永正(1504年)の頃には、
広く世に言い慣わされていたものらしい。軍記物等に良く見られる用言ですね。端的には横に払う太刀筋。横手斬り = ヨコテギリ
「平野傳横手斬り」の稽古開始から一週間ほどになります。動画で見る限り、何とかそれらしい形になって来ました。
私が知る限りに於いて、現存する数多流派の中にも、平野傳の手の内と同様なものは無いです。その明確な違いは、
平野傳打法を用いたならば、1000本の撃ち込みを連日行ったとしても上腕主頭筋を損傷することは皆無です。当然、
肘に負担が掛かる事も有りません。つまり、平野傳の手の内および手の振り方は、人体の動きを司る関節機能にとっ
て極めて自然な動きですから、その結果として肘や上腕主頭筋を損傷する事が無い訳ですね。
∴窮屈な打剣フォームは関節機能にストレスが掛かります。当然、フルパワーでは撃つことが出来ませんね。
無理をすると腱鞘炎間違いなし、その挙句は、数年間の安静治療が待っているのです。
★ 動画は、「平野傳横手斬り」の稽古です。
平野傳横手斬りの手の内は、「平野傳・双飛剣」を撃つ為の第一歩となります。