日本古来の金属染色法で、手裏剣を黒染めする。
金属を対象とした着色技術を大別すると、焼付け法と染色法の二つの手法があります。
植物の樹液を熱した金属の表面に塗り付けると、高熱によって樹液の水分は煙となって蒸発し、
炭化した残留物が金属表面の皮膜となって残る、これが焼付け法と言われるものです。
染色法とは、文字通り染色液を金属表面に含浸させる色付け法のことであって、染物屋が布地
に染料を染み込ませる様に酷似した手法を言います。
※化学薬品を金属表面に塗布し、化学反応によって色付けする技術もあるが、これも染色法の範疇に入るらしい?
実際の黒染め作業を撮影しました。