武術上達の為の三原則!!



    一に稽古、二に胆力、理屈は墓場で語るもの、理屈語りに上手無し!
                                 
    ※自衛隊当時の先輩だった,肝付二曹の口癖でした。


    欠かすことなく稽古に励んでいれば、自然,自信も付いてきて胆力も備わってくるものだ。稽古を疎かにして

    浅薄な武術論議に偏るのは宜しからず。そうした事は、墓場に行ってからするものである。



  「朝に三千、夜には八千」とは・・・・・・、

  往時の示現流修行者が、立ち木撃ちの心得として残した言葉である。



   『理屈を並べている暇があるならば、その時間を立ち木撃ちに費やしなさい、そうすれば確実に上達しますよ』

   単純極まりない反復の際限ない繰り返しの中にこそ、真理があるものだという古くからの諭しです。


   ほんの少し齧った位で、さも分かった様な理屈を並べると、薩摩人の常套句「理屈を言うな!」の一喝を浴びるでしょう。薩摩の国に於いては、

   理屈ばかり達者な者は「男の屑」と見做され、それよりも地道にコツコツと汗を流している寡黙な人間の方が、世の評価は格段に高いです。

  ちなみに、今日の鹿児島県人に向かって「理屈を言うな!」と言ったとしたならば、十中八九、感情的対応になること間違いないです。


    −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


    武術上達の為の三原則を疎かにすると、

  貴方も
「板の間コオロギ」になりますよ〜!




                     



    さて、「板の間コオロギ」の話をしましょうか・・・・・!

    日当たりの悪い裏通りにある貧乏道場の板の間には,憑き物の様に「板の間コオロギ」が出没したそうです。

    そうした道場へ通う者の中には、身体を動かす事より後輩を集めて講釈を垂れる事にのみ熱心な者が、必ず

    と言っていいほど居たそうです。そうした輩は、決まって「座敷ワラシ」状態と化していますから、何十年と道場

    に通っても技の進歩が伴う事は無いので、当然、後輩にも次々と追い越されてしまうのです。しかし、当の本人

    は一向に気にすることも無く、十年一日の如く口先武術の披瀝で今日という日を過ごしたものでした。

    そうした「座敷ワラシ」のことを、誰言うとなく、「板の間コオロギ」或いは「便所コオロギ」と、通り名したそうです。


    成績は目立って良くないが、何よりも学校に行くのが好きと言う子がいるものです。台風や大雪の日でも欠席す

    る事は無く、風邪をひいて凄い咳をしていても学校へ行く事を決して諦めようとはしない。結局、医務室のベッド

    で安静状態となるのです。・・・・・・成績は良く無くても、無遅刻・無欠席で表彰状を貰っていましたね。

    定年退職者の元教師に尋ねてみた所、そうした学校好きの子供は、どの学校にも決まって何人か居ますよと言

    う答えでした。元ベテラン教師の分析では、教室の椅子に座るという行為自体が、心の平衡を保つ為のキーとな

    って居るとの理解で、それは明らかに、通学依存症の範疇に属するものだそうです。武術依存症もゴザイマス!



    現代にも数多居る「板の間コオロギ!」

    ゴルフ場にも居ますよ、プロ気取りの教え魔がね・・・・・。

    NETにも「板の間コオロギ」が進出しています。武術家なら盛りにある年代の「メタオタ=メタポオタク」が、大量

    の動画を複数の動画サイトへ投稿するという手法で、世界へ向けた大量の動画マキチラシなどあるらしい・・・・。

    ちなみに、私はおこがましい事の出来ない性分ですから、動画等の公開は当サイト以外一切行って居りません。

    ボクシングジム、空手道場、草野球、卓球場、将棋道場、或いは会社等々、至る所に「板の間コオロギ」が生息

    しています。彼らの共通点は、能書きタラタラで実技は三流以下と言う所でしょうか・・・・・。

    正常に物事を見抜く目があれば己の才能に見極めを付ける事が出来るのでしょうが、「板の間コオロギ」の彼ら

    の中には、自分のことを稀有な武術センスの持ち主と思い込んでいる者も居たりします。

    貴方が通う道場にも、能書きは凄いのだが実技は「からきし駄目〜!」な先輩は居ませんか?

    「板の間コオロギ」は何よりも能書きをタレルのを好みますから、本質的には激しい稽古を嫌って居るのです。

    ですから、現役年齢三十代にして「メタポ体型・ガラ体型」であった場合は、100パーセント「板の間コオロギ」

    に間違い無いです。体つきを見れば、その人が、本当に鍛えているどうかは一目瞭然なのにね・・・・・。



    「板の間コオロギ」に自分の物など一切ありません!

    薀蓄を垂れる事を生甲斐にしている「板の間コオロギ!」ですから、実技で世の評価を受ける事は一切有り得ず、

    彼らに残された言葉と文字の知的手段さえ、全て己の物では無い人様からの借り物(他人の業績と遺訓)に過ぎ

    ないのですね。自分で生み出す能力の無い「板の間コオロギ」は、他人の物をパクル以外に表現の術は無いです。



   ☆武術の世界に於いて確かな事は、本物の技を体現しているか否かに有るのです。

    
従って、「板の間コオロギ」が如何に足掻いても、当人の技が本物でなければ世に評価されることは無いのです。






    板の間コオロギ=便所コオロギ=カマドウマ

    湿気が籠もってジメジメした、衛生環境の悪い場所を好みます〜♪
    姿形の余りの不気味さに、殆どの女性が悲鳴を上げてしまうと言う、本当にグロテスクな昆虫です〜♪

        超拡大写真 Click hear
    
                          By Wikipedia







                               元のページへもどる