攻防の呼吸を真剣で体験する!
★反撃して来る危険の無い的撃ちは、ダーツゲームと何ら変わりは無い!
また、練胆を軽んずるものは武術には有らず!
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至近距離からしてのける「日下流の的撃ち稽古法」ほど、集中力を必要とする稽古
方法は他に無い。何しろミスを犯せば、己の生命が危険に曝される事態に見舞われ
る可能性大だからである。命懸けの稽古だからこそ、真剣にならざるを得ないのも当
然の有り方だ!・・・・・・・・であるだけに、的前に立った者の集中力と緊張感は尋常の
ものではなく、危険な臭いを嗅ぎ取った本能の働きが、確実に剣を的に刺中させようと
の意思の力となって現れて来る。来る日も来る日も、恐怖心を克服して的撃ちを続けて
いるならば、何時しか無駄な動きは削ぎ取られ、剣は依り深く的に食い込む様になって
行くことであろう。
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畳の様な平面的ならば、ほぼ100パーセントの的中率にあるOG氏であるが、いざ、日下流の
的撃ちとなった場合、跳弾(剣が的に当たって跳ね返る現象)の恐怖で身体が萎縮してしまい、
刺中率が60パーセント台に低下すると言う体たらくである。
※この所、跳弾に身心が対応出来る様になり、どうにかヘタレ打剣から脱出できた様です。
激しい金属音が、大気を打ち震はせて襲って来る!
寸毫の暇を置くことなく、直撃か否かを瞬断して己の身を処さねばならない!
跳弾となって襲って来る「合戦拵え真剣」を、敵の反撃と仮想するならば、
正に、真剣勝負と同様の緊張感を体験出来ると言うものである。
殊に、一間間合いで剣が跳ね飛んで来た場合は、殆ど回避不可能である。
従って、それを回避するための唯一の方法は、確実な刺中以外には有り得ない。
私は、これまで二度、跳弾の洗礼を受けた経験があります。
何れも一間間合い以内の距離からの跳弾で、一度目は右鎖骨に擦過傷、二度目は右顎下に
ダメージを受けました。幸い、剣尾が当たったので打撲傷で治まりましたが、完全治癒するまで
に二月近く掛かりましたね。 注:60歳を過ぎてから,私も人並みに反射能力が低下してきました。
まぁ、・・・・・・凡その者なら、一度跳弾の洗礼を受けたなら二度と挑戦はしないだろうと思います。
私の知っている人物は、跳弾の恐怖の「負け犬」になってしまいました。
本当は臆病なだけなのですが、自分を正当化するために、ああだこうだと言を労するのです,ね。
「日下流的撃ち稽古・動画」
跳弾の音で、思わず身体がビクリとします!