頭で考える事と現実の差
「家庭で出来る手裏剣自作DVD」を製作中です!
と言う状況の中にある私ですが、当初は動画録画時間4〜5時間位で済むだろうと軽く考えていました。
ところが、実際にビデオを回して見ると、手工具の改造や選定に関してだけでも、要点を詳細に説明する
となると、瞬く間に一時間超過してしまいます。(例 →何故、そのメーカーの工具を選択したか?等々)
そうした状況下に有りますので、
以下のプロセスで動画撮影をするとなると、
録画時間は当初の予想を大幅に超える事は間違いありません!
「手裏剣自作のプロセス」
手裏剣製作に必要な工具の紹介から始まって・・・・・・・・、
@材料の選定、
A前工程のいろいろ、
B焼きナマシの要領に関して、 ※焼入れと焼きナマシの違いとは?・・・・・・等々、
C丈夫で使い易い金切鋸とは? ※私が選んだ優良メーカーの金切鋸刃を、写真画像引用のうえ解説致しします。
D必要な鑢の紹介、 ※切れ味が長続きする鑢、そして、手に優しく効率的に削れる疲れ難いマイハンドルを工夫する。
E手裏剣製作に欠かす事の出来ないバイス、およびその使用法に関して、
F金切鋸の安全なセッティングと、効率の良い切断法、※手に優しく、効率的に切断出来て疲れ難いマイハンドルを工夫する。
G火入れ鍛造と冷間鍛造の併用に関して、
H鑢の使い方、いろいろ、
I手裏剣の加工部位によって、鑢で切る方向が異なる、※横手筋の削り出し、および剣柄の絞り加工テクニック解説。
J焼入れ前の最終成型工程に関して、 ※美観を損ねる「削り痕」を除去するテクニック、
K焼入れと焼き戻しに関して、 ※焼入れ後の刃先硬度チェック方法、および残留応力の開放に関して、
L最終工程の表面処理に関して、 ※表面に炭化膜を焼成する方法いろいろ、モンロー効果による失敗を避ける為のテクニック、
M刃面の研磨方法に関して、 ※日本刀の研磨技術を応用して見る、
現在、私が最も信頼をおいて使用しているのが、NACHI BI−METAL HAND SAW BLADEです。
私が知る中で、最も優れ物の金切鋸刃で、折れず・曲がらず・良く切れ・その上に長持ち一番です。
24Tとは、ギザギザにカットされている、刃の山の数が1インチ(2.54cm)当たり24と言う意味です。
タングステン鋼金切鋸刃を使用してSC45、直径35mmの火入れ鍛造した丸棒を切断するとなると、5〜7枚は
消耗しますね。NACHI BI−METALならば、5〜6本切断しても、まだまだ余力が残っています。
BI−METALとは、コバルトでコーティングされた複合金属と言う意味です。全長250mm。
価格が同じであれば、良質の品を選択するのは当然です。
SHINTOのBLADEは、NACHI製のものと価格面で同じですが、切れ味と耐久性では格段に劣っています。
NACHI製のBLADEに,刃コボレは殆ど見られません。刃の先端から理想的に磨耗している状態にあります。
「家庭で出来る手裏剣自作DVD」の中に、BI−METAL HAND SAW BLADEの様々な強度テストを
収録しておきますので,楽しみにして下さい。(タングステン鋼BLADEとの比較テストもあります)
2008.10.22(水) 記す。
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