スイングバイ航法
スイングバイ効果で剣を加速する!
●遠心力とは、回転運動をする物体の内側から外側へと働く慣性のことである。
手の内に剣を保持して上段から真下に腕を振り下ろした時、手の内には、異なる方向性を持った二つの
遠心力が発生する。異なった二つの遠心力、その一は腕の円運動に伴ったものであり、その二は腕の円
運動を介在した剣固有のものである。腕の円運動に伴う遠心力は緩やかな下降曲線を描き、剣に伴った
遠心力は緩やかな曲線で上方を指向している。この様に方向性の異なった二つの遠心力を効果的に反
発させて手裏剣を発射するのが、古来から今日に至るまで不変の打剣メカニズムである。
●スイングバイ航法の重力ターンポイントに相当するものが打剣動作の中にある。
それは、剣が離脱する数十分の一秒という時間感覚の中で成される事であって、方向性の異なった二つの
遠心力を指先で強烈に衝突させて剣を加速する・・・・・、その一点こそ、正しく重力ターンポイントなのである。
重力ターンポイントは、皮膚感覚で理解するものである。
弛まない日ごろの稽古が、重力ターンポイントに触れる微妙な皮膚感覚を萌芽させるのですね。OG氏も、どう
にか、その辺りの感覚を掴んで来た様です。このままの状態で研鑽を積んで行くなら、命中精度は申すに及ば
ず、剣速も更に高速化され、それは次元の異なった投剣術の世界へと足を踏み入れることとなるでしょう。
重量のある剣ほど、スイングバイ効果が顕著になります。
フライバイ(fly-by)と呼ばれることもあるが、これは天体への単なる接近通過を示す場合に使われることが多い。
天体の万有引力(以下、重力と記す)および公転運動を利用することにより、燃料をほとんど使わずに軌道を変更し、
速さも変えることができるのが特徴である。このため、宇宙探査機を惑星や太陽系外へ送り出すためによく使われる。
スイングバイは燃料によらず速度を変えることが可能なので、ロケットや探査機に搭載する燃料の節約になり、同じ総
重量の探査機であれば、その分多くの機器を搭載することが可能になる。
HOMEへもどる 目次のページへもどる 更新のページへもどる
打剣動画集へもどる