刀法併用手裏剣術とはこの様なものです。
初体験で、竹を斬って見る。
◎精肉業者の例を挙げるまでも無く、肉は押したり引いたりして斬るものであるが、骨に関しては、叩き切る方が
より正しいと言って良いでしょう。
刀法併用手裏剣術の第一歩は、「吊るし木撃ち」から、
打剣と斬撃・・・!
使用した竹は真竹です。一番太い物で直径80mmを越えています。
吊るし木撃ちの効果は、正に絶大です。
名の知られた流派で指導を受けていても、初挑戦でこの様に斬った例は、示現流などを除いて殆ど
無いことです!(左右袈裟斬りの足使いは、吊るし木撃ちの時と全く同じ要領です)
吊るし木撃ちを充分に遣っていれば、気付かぬ内に手首が強化され、脇が締まって肘の引き付け
が強くなって来ます。当然のことですが、刃筋がピシリと立つ様に成って来ます。
粗雑な刀捌きですが、誰の指導を受けずとも、ご覧の様に難なく叩き斬っています。
いずれにせよ、
剣道高段者でも、これだけの太さの竹は容易に斬れないものです。
何しろ、OG氏にとって試斬は初体験、それも初日の出来事なのですから・・・・・。
OG氏が「吊るし木撃ち」を始めてから、七ヶ月になります。
吊るし木に向かって初の一撃を加えたときには、派手に手を痺れ上がらせていたOG氏でしたが、
今は軽快な打撃音を立てて軽々と撃ちこなしています。そして特筆すべき事は、一打一打そのも
のが、強烈な打撃力を伴ったところの、打ち抜く太刀筋へと変貌していたと言うことに尽きます。
吊るし木の重量は、50Kg以上あります。