日下流撃ち針(10g)は、厚さ15mmの杉板を貫通する???
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2008.01.19(土)
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打剣間合いは二間半です。この間合いなら的板の上にジーンズ生地六枚重ねでも余裕に打ち抜けますし、
また、畳一枚貫通も思った以上に簡単でした。なお、標的の板材は堅くて水に強い足場板で知られる、アメ
リカ杉です。これほどの威力がある撃ち針ですから、敵の眼を狙って百発百中。決してはずすことの無かっ
たと伝えられる,かの上遠野伊豆守宏秀の撃ち針術が如何なるものであったか・・・この動画を見る限りに
於いては、驚嘆すべき一撃必殺の技の持ち主であったということを、ここに、改めて認めざるを得ません。
※三穴(さんな=眼・鼻・口)に命中した撃ち針は、確実に脳組織に侵入する筈です。
上遠野伊豆守宏秀:伊達藩士,剣は願立流、上遠野流継承者。生没年1721〜1795(享年75歳)宏秀より数代前に
遡る、上遠野高秀の代に伊達政宗へ仕え、宏秀の代に三千石まで立身する。宏秀は撃ち針術を得意としていて、常日頃
より両鬢に四本ずつ、都合八本の撃ち針を挿し置き、危急の場に備えることを忘れなかったと今日に伝えられています。
※上遠野高秀、南部(岩手県)の人。今の遠野市の西方、上遠野の産と伝えられる。
今日言われる所の「いわき上遠野氏」の祖地は、南部上遠野であるそうです。
「日下流撃ち針・五寸」
全長五寸(150mm)断面四角、一辺・一分(3mm)重量10g
2007.06.14(木)
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