短期速成手裏剣術を希望の方は、温泉卓球手裏剣術を選択して下さい!

      剣速は、手裏剣術者の命である。



    手裏剣術者である限り、己なりの「絶対剣速」を身に付けなければなりません。

    「絶対剣速」とは、人間の運動能力では回避不可能な速さの打剣を意味する言葉で、

    これは私の造語です。

    さて、剣速を更にアップさせる為には何をどうすればよいのか?

    幸いにも、平野傳には古典的な方法ではあるが、今風の言い方をすれば筋トレという

    ことになりますか、実に優れた筋トレの方法が伝えられています。速筋遅筋を効率

    的に鍛えながら、高速で剣を発射出来る身体能力造りの手法です。

    剣速をアップさせるためには、先ず、的に向かって数限りなく剣を打ち込むことです。

    しかし、それには不向きな投法があるということを知らねばなりません。


    それとは、肘や肩に無理のかかるピッチング投法、又はスナップ投法です。


    ということで・・・・・・、


    右手打剣だけならば二時間で約500本の打ち込みは必要でしょう。両手撃ちならば、

    左右合計2000本の打剣数で四時間を必要とします。月当たりの稽古時間はどの様に、

    時間の割り振りをするか? 甲子園を目指す高校球児レベルか?或いは草野球程度のも

      のを目指すかによって、中身はかなり違ったものになってきます。打剣数200回程度

    では、速筋に充分な刺激を与えるには余りにも不足していて、擦り込み効果は限りなく

    ゼロに
近いものと思われます。6〜7年も手裏剣術の稽古をしていて、一進一退のまま

    停滞していると言うのであれば、それは打剣回数の少なさに、全ての原因があるのです。


    100匁剣でこの剣速です。70匁剣はこれより遥かに速いですよ。
    
                                     2007.07.04(


     剣速アップに直接関係する速筋を鍛えるためには単純な動作を気長く、それも長年月を


    かけて反復訓練しなければ、決して良い結果は得られません。短期間に結果の得られない

    トレーニングに、辛抱強く耐えてきた者だけが果実を手にする資格があるのです。

    エネルギーを瞬間的に放出する特性を有する速筋を、効率的に練り上げることは、実に根

    気の要る仕事なのです。

    

    打剣間合い三間半(6.3m)、100匁剣を使用しました。

    
                                     2007.05.08(火)


    空手の例えに『巻き藁三年』というものがあります。巻き藁を三年打ち続けて技にキレが

    出てくるという意味です。ボクシングのサンドバック打ち、剣術の素振りや立ち木撃ちも、

    また然りです。手裏剣術ならば、何とか思う様に刺中出来る様になってから三年というこ

    とになりますかね・・・・・・。


       尚:このような筋トレは、当初の目的を達した後は、現状の剣速を維持するためだけの打ち込み

       に切り替える事も必要でしょう。週一回の稽古で300本も打ち込んでいれば、ある程度までは剣

       速を維持することも可能です。


                                                  
2007.07.14(土)




     HOMEへもどる              更新のページへもどる