立ち木打ち、横木打ち、吊るし木打ち
刀法併用手裏剣術の為の第一歩、「吊るし木撃ち」
「日下流正法・吊るし木」
標準仕様品が完成しました。
※吊るし木各部の名称 → 上部丸太=緩衝棒 下部丸太=本体棒
吊るし木撃ち稽古開始から、二ヶ月が経過しました。
@実際に吊り下げて見ました。(本体棒の直径は23cm強、総重量は約50Kgです)
注:防水防腐塗装を施してあります。
A全体写真です。(乾燥工程で生じた裂け目は、ホットメルトボンドを充填し強化して居ます)
注:ホットメルトボンドは、和太鼓の胴の強化に使用されています。
B接続金具の実際画像です。(板金の暑さは3mmです)
C原木は楢の木です。(乾燥工程を終えた楢の木は、ドリルが焼けるほど硬いですよ)
注:原木の乾燥期間は,凡そ六ヶ月を要します。
お知らせ!!
当会会員以外の方にも頒布する予定ですが、木工所へ製作を委託する為に価格面での調整に手間
取っております。 送料+消費税別途で、何とか、販売価格3万円以内に抑えたいと現在交渉中です。
販売価格決定までの経緯!
乾燥処理した楢材は枇杷の木以上の堅さがあります。穴あけ作業時、電動ドリルの刃先が楢の木に深
く食い込むに伴って摩擦熱で煙が噴き出してきます。他に類例を見ない難削材が、この楢材なのです。
また、乾燥工程に高度の技術が要求されるなど、木材加工に関する知識に疎い私でしたから,この事に
は少なからずショックでした。当初、販売価格30000円以内に抑えたいと考えておりましたが、使用する
木材が樫や枇杷の木よりも堅い楢の木ですから、切断するとなると電動鋸刃に異常なダメージが掛かる
訳です。従って引き受けてくれる木工所も皆無に近い状況です。※最も、破格の工賃を払うならば別ですが・・・・・。
輸入樫材で作った「振り棒」ですら市販価格60000円もするのですから・・・・・・。と言う事で、販売価格は
送料別途、税込み40000円となります。現在、屋外に吊るして耐久テストをしておりますが、一人の人間
が連日撃ち込んだ位では、目だった損耗は殆んど見受けられません。
尚、本体棒が消耗品であることを前以って御承知置き下さい! 2008年10月7日(火) 記す。
☆栗木の枝葉が生い茂り、その重さで「吊るし木」の高さが一尺ほど低くなりました。
吊るし木撃ちを励行していると、背中の筋肉が目に見えて盛り上がってきます。
2008.10.03(金)
なお、作業工程は以下の順です。
@乾燥工程 → A寸法取り → B穴あけ → Cホットメルトボンド充填 → D二次乾燥 →
E防腐・防水剤含浸 → F表面塗装 → G金具取り付け → H全体組み付け・バランスチェック
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