立ち木打ち、横木打ち、吊るし木打ち

       刀法併用手裏剣術の為の第一歩、「吊るし木撃ち」


  「日下流正法・吊るし木」


   標準仕様品が完成しました。
   
※吊るし木各部の名称 
 上部丸太=緩衝棒 下部丸太=本体棒



    吊るし木撃ち稽古開始から、二ヶ月が経過しました。
 

    
                 2008.02.22(金)

    ◎様子を見てから、平野傳承剣と木剣を併用した撃ち込み稽古へとステップアップします。



    @実際に吊り下げて見ました。
(本体棒の直径は23cm強、総重量は約50Kgです)
      
      注:防水防腐塗装を施してあります。


      A全体写真です。(乾燥工程で生じた裂け目は、ホットメルトボンドを充填し強化して居ます)
      
      注:ホットメルトボンドは、和太鼓の胴の強化に使用されています。


      B接続金具の実際画像です。(板金の暑さは3mmです
      



      C原木は楢の木です。(乾燥工程を終えた楢の木は、ドリルが焼けるほど硬いですよ)
      
      注:原木の乾燥期間は,凡そ六ヶ月を要します。




      お知らせ!!


      当会会員以外の方にも頒布する予定ですが、木工所へ製作を委託する為に価格面での調整に手間

      取っております。 送料+消費税別途で、何とか、販売価格3万円以内に抑えたいと現在交渉中です。



      販売価格決定までの経緯!
      

      乾燥処理した楢材は枇杷の木以上の堅さがあります。穴あけ作業時、電動ドリルの刃先が楢の木に深

      く食い込むに伴って摩擦熱で煙が噴き出してきます。他に類例を見ない難削材が、この楢材なのです。

      また、乾燥工程に高度の技術が要求されるなど、木材加工に関する知識に疎い私でしたから,この事に

      は少なからずショックでした。当初、販売価格30000円以内に抑えたいと考えておりましたが、使用する

      木材が樫や枇杷の木よりも堅い楢の木ですから、切断するとなると電動鋸刃に異常なダメージが掛かる

      訳です。従って引き受けてくれる木工所も皆無に近い状況です。
※最も、破格の工賃を払うならば別ですが・・・・・。

      輸入樫材で作った「振り棒」ですら市販価格60000円もするのですから・・・・・・。と言う事で、販売価格は

      送料別途、税込み40000円となります。現在、屋外に吊るして耐久テストをしておりますが、一人の人間

      が連日撃ち込んだ位では、目だった損耗は殆んど見受けられません。

      尚、本体棒が消耗品であることを前以って御承知置き下さい!       2008年10月7日(火) 記す。



     
☆栗木の枝葉が生い茂り、その重さで「吊るし木」の高さが一尺ほど低くなりました。
      
吊るし木撃ちを励行していると、背中の筋肉が目に見えて盛り上がってきます。
      
                                                
       2008.10.03(金)


      なお、作業工程は以下の順です。

        @乾燥工程 → A寸法取り → B穴あけ → Cホットメルトボンド充填 → D二次乾燥 →

        E防腐・防水剤含浸 → F表面塗装 → G金具取り付け → H全体組み付け・バランスチェック







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