手裏剣を自作される皆様へ、

    私の手裏剣製作工程を公開、DVDを販売予定して居ります。





       このところ、手裏剣を自作される方が増え、私のところにも技術的な問い合わせがあったりします。

      まったく経験の無い人、旋盤・フライス盤をそこそこにイジれる人等、手裏剣自作に挑戦する人は、実に

      様々です。

      
      手裏剣を自作しようと思った動機は・・・・・・・・、

      手裏剣を自作しようと思った動機の多くは、やはり、手裏剣単価の高額さにあるでしょう。細身小型の剣

      の単価は、平均すると1500円は下りませんからね。料理包丁でさえ1500円を支払えば、まずまずのもの

      が購入出来ると言う現実から見て、単純構造の高価な手裏剣には、誰もが納得出来ないで居るのです。

      こんなに高いものなら、いっそのこと「自作しよう」と思うのが、人情というものですねー

      
      そうした手裏剣の自作なのですが・・・・・・・、

      初めのうちは、「どうせ間に合わせであるから飛びさえすれば良いのだとして剣を造っていて

      も、加工技術の上達と相まって、次第に欲が出て来るものなのです。

      より一層ステップアップした剣を造りたいと思ってしまうところが、人間に共通する心理なのですね。

      剣尾に絞りの無い、丸型・角型・六角・八角の棒手裏剣なら、仕上がりの外観さえ気にしなければ、誰に

      でも簡単に造ることが可能です。しかしそれでさえ、初心者の腕では簡単に行かないことのようですね。

      ラインを正確に削り出す為には、ヤスリがけが自由自在でなければ出来ないことです。


      ヤスリがけは物造りの、基本中の基本ですよ・・・・・・。
      
     
ヤスリを使用して思う存分削り出せるようになれば、自分の設計した自分だけ剣を、我が手にすることとな

      るでしょう。ちなみに私のヤスリがけは、隼戦闘機を製造した「中島飛行機富士重工の前身」叩き上げの職

      人であった先輩が直伝のものです。


      DVDは、どのようなものになるのか?

      先ずは、一般的な住環境で剣造りをするとの条件で、大きな物音が生じる鍛造作業は省略します。 但し、

      大きな物音が生じない程度の鍛造工程は撮影します。そして、寸法のケガキとヤスリの基本的な使い方や、

      平行面の面合わせ、刃面の成型等々、焼入れのテクニックから硬度チェック、皮膜の焼付けに及びます。

     
      ということで・・・・・・、

     
「日下流八角棒手裏剣・40匁」の製造工程を解説を加えながら撮影する予定です。

      ソニーDVで撮影したものをムービーメーカーで編集しDVD化します。メディアプレーヤー対応前提です。

      下流八角棒手裏剣が自作出来る様になれば、切っ先両刃造りの剣以外、殆どの剣は自作できる

     ようになることと思います。




       日下流八角棒手裏剣・40匁

      

      剣尾には絞り加工が施されています。絞り加工のテクニックが身に付いたならば、手裏剣設計の

      幅も更に大きく広がるのではないかと思うのです。


      板を鉋で削るとき、板には順目逆目とあって刃を入れる方向が決まってきます。
      鉄を削る場合にも、そうした目の様なものがあります。

      

      


       ◎DVDの価格は現在未定ですが、どの位が妥当かと意見を聞いているところですが、

         5000円〜7000円で落ち着きそうです。







                                                      2007.08.22(水)









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