[野球経験が手裏剣術に有益な理由




    リトルリーグの野球少年の球速となると、最速でピッチャーの時速115km以上、ピッチャーでなくても100km/h

   の速球を投げれる少年はそう珍しくはない。速い球を投げたいと願うならば簡単なことである。筋力トレーニングは当

   然のことですが、「投げる力」を強化するためには、・・・・・適切な走り込みを習慣化して足腰を充分に鍛えることです。

   走り込みを軽視する者は、一様に弾力性に劣った固い膝関節をして居て、極端に球速が遅いことは言うまでもない。

    ちなみに、二十代の頃の私の遠投記録はソフトボールで67m、軟式球で80mギリギリ足りずでした。肩が弱い方では無いが、
      取り分けて肩が強い方でもないと言ったところで、何とか、野球少年に笑われることの無い記録ではありました。
     (軟式野球やソフトボールの試合となると肩幅の広いガッチリ型ですから、必ずと言っていいほどキャッチャーをやらされたものです)






 野球経験によって得られたものは、手裏剣術にも極めて有益である。



   さて、手裏剣術に話題を変えますが・・・・・・・・・、

   手裏剣術にとって最も不可欠な身体的要素は、物体を投げる基礎体力そのものと言って良いと思います。

   野球人は強い球を投げれることを「肩が強い」とか、或いは「地肩が強い」等と表現しますが、その「肩の強さ」こそが、

   手裏剣術者が望んで止まないものであり、そうしたところの「肩の強さ」と言うものは先天的なものではあるが、個人の

   努力の在り様によっては、飛躍的に改善させることが可能なものと言えます。



   手裏剣術者が的に向けて剣を撃つ時、「強い肩」であれば、当然、剣速にプラスして作用し、また、「弱い肩」であれば、

   剣速にマイナスして作用することとなります。 戦いの場に在って手裏剣の技を用いる時、剣の遅速が生死を決定する

   程の比重を占めている事を、今、改めて認識すべきでしょう。





 的撃ち専門では、剣速が改善されることは決して有り得ない。
  
   
※的撃ちに慣れるに従ってある程度まで剣速は上がるが、それ以上のものは決して望めない。



   的撃ちで満足するならば、それも善し。もし、実戦的な手裏剣術を志すならば、パワーアップ目的の筋トレ、持久力

   養成のための走り込みは当然の事、肩関節のストレッチングを行って可動範囲を広くする努力を怠ってはならない。

   またそうすることによって、柔かに回転する肩を作り上げ、同時に、肩関節から指先に至るまでを、鞭の如くにシナヤ

   カなものに変えることとなります。腕の振りが柔らかいものになれば、「頭のブレ」や「体軸のブレ」は小さくなり、また、

   打剣に伸びが出てきます。つまり、剣速が増していると言う意味でです。無論、命中精度の向上は言うに及ばずです。




   注 : 当ページ推敲予定 !


                    



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