そう ひ けん
平野傳投剣術「雙飛剣」
雙飛剣はブシ(鳥兜の煎汁)毒を用いた騎馬戦
仕様の特殊必殺武器でした。 (伝承によればシキミ
や他の猛毒なども練り込んだそうです)
ブシ毒が有効に働いた場合、傷を受けた十分後
に機能障害が生じ、次いで三十分後に危篤状態に
至るといわれて居ります。
平野傳投剣術「合戦拵え真剣」
↑
『合戦拵え真剣』の動画があります。
レンガを打剣によって割るための条件。
私が住む街の郊外には荒川の流れがあり、その両岸には広大な河川敷が果てし無く続いています。二十年ほど前の荒川河川敷では、建設用の土材採取が盛んに行われていました。それと同時に、一般家庭から出された不用品から建設残土まで、あらゆる不法投棄が横行していたものでした。・・・散在する土材採取跡地には、ユンボで削り取られた高さ約4メートル長さ40〜50メートルに及ぶ切り立った土の壁があったものです。一時期、私はそうした場所を稽古場にしていました。レンガ割りは、そこに捨てられていた解体残土の中にあったレンガを眼にして思い付いたことです。従って、レンガ割りは平野傅投剣術の目的とするところではないことを、前もって断っておきます。レンガを割るための要点は、打剣エネルギーを如何に無駄なくレンガに吸収させるかにあります。レンガをセットする場合の私のやり方は、土壁を削ってそこにレンガを嵌め込むという方法でした。その場合、土壁にレンガを密着させることが最大のポイントとなります。それ以外の方法では、コンクリートブロックを三枚重ねにしてレンガを置く方法も試しました。刃先の損傷を懼れなければ、この方法もありです。その他の試みでは、コンパネ材(コンクリート型枠用の合板)に、ちょうどレンガが乗る太さの角材が釘付けされた廃材があったので、それを土壁に立てかけて打剣したこともありました。コンパネの場合は素材自体に弾性があるため、剣がレンガを直撃すると同時にレンガが跳ねる現象が起きます。結果、一撃でレンガの割れる確率は極端に低下します。レンガ割りが出来るための条件は、レンガの背後に何を置くかに掛かっており、それが弾力性のある物であったりした場合は極めて不利な状況となります。 (以上、ご要望により記載しました)
◎ワンポイント手裏剣術・・・・・、
当流儀の心構え!
強力な実包を装填した銃の筒先を敵に向け、静かに撃鉄を起こす。後は敵を己の間合いに引き入れて引き金を引くだけ。それはまた、平野傅投剣術の根幹を成すところでもあるのです。
心を静かに持ち、力を抜いて打剣すること、
『鬼のような形相をして打剣する人を見たことがある。しかも、三間足らずの間合いから渾身の力でもってそれをしているのだ。当然その動作は荒々しいものとなり、上体は極端に左側に捩れて倒れんばかりだ。おまけに、その目線は定まるところを知らない。手裏剣遣いと申す者はどのように己の体勢が崩れようとも、決して相手から目線を外してはならないのです』
(後藤翁・遺話) 2006.12.05(火)
手裏剣術で最も至難なこととは・・・・・・、
それは、近くから撃つことであり、また遠くから撃つことでもある。近くとは、敵の剣刃の中に己が身を置く事を言い、遠くとは、十間余の遠間から、強弓をもって射るが如く打剣することである。平野傅投剣術は直打滑走打法をもっぱらとして居り、中でも、近距離に於ける究極の低伸軌道追求を目標としています。 2006.12.05(火)転記
古の武者修行者が心得とした格言。
『短い物(小太刀)を腰にしている奴、手首と足首が細く引き締まっている奴には気を付けろ!』とは、古の武者修行者達が心得としなければならないことであったと言います。一瞥して相手の戦闘能力を把握する。そうしたことは、武術家として当然のことだと思います。小太刀を常佩きにしているということは、神速の技の持ち主か、或いは手裏剣術の達者と考えても不自然ではないでしょう。そして、手首と足首が引き締まって細くなっているということは、剣術の鍛錬が日常的なものであるということの証だからです。
◎ ルァーフィッシングおよび和太鼓の演奏、そしてバレーボールやテニス等々、それらは身体運用と言う面で投剣術と共通したものがあります。
八角棒手裏剣使用による打剣動画